残された神々/2012年 福井への旅(その3) [バイクと暮らす]

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旅も三日目、早朝の京都を出発し兵庫県は小野にある浄土寺浄土堂へ。
鎌倉時代、奈良東大寺の再建に力を注いだ僧、重源によるお堂だ。
http://ja.wikipedia.org/wiki/浄土寺_(小野市)

見応えは、残念ながら撮影禁止のお堂の中。
鎌倉時代に再建された、
東大寺の大仏殿の迫力をイメージするに足る内部空間にあるのだけど、
外観の姿もウツクシイ…。
九百年間、よくぞ残った。
水平線をシャープに強調する、回廊や垂木を隠す鼻隠し、
西日を大胆に取り入れる格子戸…。
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古いお寺であることから来る歴史的な重々しさや、歴史的な様式美以上の、
つくった人の美学や感性を露にする美しさを感じる。
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御本尊の光背より西陽射し込む夏の夕方にまた来てください、美しいですよ、
と受付の方に言われて、夏の帰省はまたここに寄り道してもいいかなぁと考える。
「また、見たい」と思うことは、残っていく理由の一つだ。

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再び高速に乗り舞鶴方面へ。目的地は伊根。

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あいにくの雨だけど、湿っぽい雰囲気が合う。
小さな頃から、布団屋をしていた父親の配達に付いて行った。
祖母が越前町の小さな漁村の出身だったので、
親戚づてに海にせまる崖にへばりつく様に建つ一軒一軒を回ったのを思い出す。




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伊根の舟屋は、自分の見慣れた漁村の風景とはチョット違うけど、
「ちょっと違うこと」を残す意志を感じる場所だった。
ここも晴れている時にもう一度来たい。
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伊根の集落を端から端までノンビリ眺めて、福井へと向かったのは18時頃。
この後、自分の目でみて自分の頭で考える的に、
トレンディな大飯原発、学生の頃見に行った美浜原発が見える水晶浜の風景を
寄り道して帰るつもりだったのだけど、雨と暗がりに断念…。
原発が動こうが動くまいが、残される風景。機会をつくって見に行きたい。
「原子力の日に、20年前からの手紙を見返す/アポリアを超えて」

パチンコ屋とガソリンスタンドとコンビニがやたら多い27号線を経て、
敦賀より国道八号線にて実家へと向かうのであった。

大きな地図で見る
京都市内から兵庫へ、兵庫から舞鶴、そして若狭を経て越前福井へと至った
三日目の走行距離は470キロ。ようやく福井にて骨休めだ。
帰りに旅に続く。

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