鬼石多目的ホール見学記 [見聞記いろいろ]

先週末、軽井沢へとツーリングに出掛けました。
途中立ち寄ったのが、群馬県鬼石町にある、妹島和世さん設計の多目的ホール。
アアルトの花瓶のような建物でした。
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建物のソトとナカがグニャグニャと入り交じっている
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建物の大きさと同じくらいの広場が建物の周りにある。
広場の床がコンクリートで仕上げてある。建物のナカと同じ仕上げであること、ナカの床がソトの広場にながれだしているようにみえる。段をとることなく敷地の高低差をコンクリートが覆う事で、よりグニャグニャした流動感を感じる。
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床の仕上げがナカもソトも同じなので、薄いガラスで仕切られていることをより強く感じる。
ガラスの層がいくつも重なり、その向こうに町並みや山々が見える事で、より奥行き感を感じる。

立面がすべて同じ材料(ガラス)で構成されている。(架構が?)蛇がとぐろをまいたような一体感をつくっている。

重量感のある素材で床をつくり、きわめて軽快な垂直材(細いスチール柱とガラス)で構成されたch4000のプロポーション、同じ厚みにみせた屋根により、軽快感がより強調されている。

「挟まれ感」「穴ボコ感」「ウネウネ感」など人間の五感に訴える知覚がある。床の「ザラザラ感」、壁の「ピカピカ感」「テラテラ感」など人工的、近代的な素材を使っているにも関らず、さわやかでやさしい感じがしました。
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水平方向に伸びやかに広がる屋根。オクを見透かす事の出来る屋根。
古くは唐招提寺から丸の内にあった東京中央郵便局へと通ずる、日本建築が持っている、水平に伸びることで感ずる「さわやかさ」をこの建物も持っていると思います。

かつての日本家屋が持っていた家と庭の関係に通ずる、室内外の一体感。
自然との呼応。
軽快なプロポーション。
ガラス壁による透明性。
とても和様な建物だと感じました。

建物を大事にしてる感じがよかったです。
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